年末のFanaticalセールのおまけでもらったRPGゲーム「Tower of Time」を「XUnity Auto Translator」で日本語翻訳したので、その使い方を備忘録。
一見難しそうで慣れれば3分もかからないぐらい簡単です!
Unity製限定ですが、翻訳されてないゲームをどうしても日本語でプレイしたい方は、ぜひ試してみてください!
XUnity Auto Translatorって何?
誰でも無料で利用できる、Unity製ゲーム限定のリアルタイム翻訳ツールです。導入すれば勝手にゲーム上で翻訳してくれます。
文章量にもよりますが、設定画面ぐらいなら数秒、古典RPGでよくある1000文字ぐらいの長い文章でも30秒ぐらいで自動で翻訳されます。
しかも、一度翻訳すれば次回起動時からは日本語化された状態でプレイでき、加えて翻訳した文章もあとから自由に編集できます。
XUnity Auto Translatorの使い方
ダウンロード
まずは、上のリンクから以下の2つのファイルをダウンロードしてください。
- XUnity.AutoTranslator-ReiPatcher-5.2.0.zip
- TMP_Font_AssetBundles.zip
XUnity.AutoTranslator-ReiPatcherは、最新のバージョンのものをダウンロードしてください。(2023年4月時点では5.2.0)
導入方法
1.先ほどダウンロードした2つのファイルを解凍して、中にあるファイル全てを翻訳したいゲームのインストールフォルダーに入れてください。
解凍方法とインストールフォルダーの開き方は、以下の記事を参考にどうぞ!
2.次に、インストールフォルダーに入れた「SetupReiPatcherAndAutoTranslator.exe」を起動させます。
3.「Setup completed.Press any key to exit.」と表示されたら、どれでもいいのでキーを入力して閉じます。
4.インストールフォルダーに「ゲーム名(Patch and Run)」というショートカットが出来てるので、それをクリックして一度ゲームを起動させます。
5.ゲームを終了するとインストールフォルダーに「AutoTranslator」というフォルダーがあるので、中にある「Config」を開いて、以下のように書き換えて上書き保存してください。
[General]
Language=ja
FromLanguage=en
[Behaviour]
MaxCharactersPerTranslation=2000
OverrideFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2018
FallbackFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2019
MaxCharactersPerTranslationの値(上は2000)は、一度に翻訳する文字数です。
長文になりやすいRPGゲームなどの翻訳は、ここの値を2000以上(最大2500まで)にすると良いと思います。
6.あとは、どこからでもいいのでゲームを起動させると自動で翻訳されます。
7.これで導入完了です。
最初は、少し翻訳に時間がかかるので待ちましょう。一度翻訳すると保存されるので、次回は日本語化された状態でプレイできます。
翻訳の編集方法
翻訳の編集は、インストールフォルダーの「AutoTranslator」→「Ja」の中に入っている翻訳ファイルを開いて、日本語の部分を変更して上書き保存するだけで簡単に編集できます。
翻訳で気になる部分があったら試してみてください。
翻訳にDeepLを使う方法
「XUnity Auto Translator」の翻訳には、デフォルトではグーグル翻訳が使われています。
グーグル翻訳は、翻訳スピードは早いようですが、セリフや文章が不自然な翻訳になりがちです。
そこで、より自然な翻訳ができるDeepLを使う方法を、以下のMiyabiSFG様のSteamガイドで説明されているので参考にしてみましょう。
DeepLのAPIを使うため、アカウント登録と本人確認にクレジットカードが必要になります。
無料版でも1ヶ月50万字まで翻訳できるので、文章量の多いRPGでも大丈夫かと。
Deeplを使う方法も、ここで書こうと思ったんですが、なぜかクレジットカードの登録ができず。
なぜだ😭
Unity製のゲームか確認する方法
1.確認する方法は簡単です。まずは、上記のリンクから「SteamDB」を開きます。
2.次に、上部の検索欄に調べたいゲーム名を入力し、ゲームのページを開きましょう。
3.開いたら、左端にあるメニューから「App info」を開きます。
4.Additional Informationの下の方にある、「Detected Technologies」という項目に、使われているエンジンが載っているので探しましょう。
5.「Engine.Unity」と書かれていたら、そのゲームはUnity製です。
他にも、ゲームのインストールフォルダーに「UnityPlayer.dll」があったらUnity製だったりします。
ただ、Unity製ゲームの中には、このファイルがない場合もあるので、「SteamDB」で調べるのが一番確実なのでおすすめです。
おわり
以上、「XUnity Auto Translator」の使い方でした。
文章量が極端に多いゲーム以外なら、翻訳スピードも早いですし、もうXUnity Auto Translatorで事足りるのでは?といった印象。
いや~ほんとに便利になったなあ。
ただ、RPGなどの各キャラクターの口調とか、細かいニュアンスまでは翻訳しきれないので、そこは各々が手動で書き換えが必要ですね。
いまは、便利なAIもあるので、AIの力で良い感じに修正してみるのもおすすめですよ!
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コメント
導入に際し参考にさせて頂きました。
「ゲームタイトル(Patch and Run)」で一度起動してもAutoTranslatorのフォルダが作成されない場合はこの方法は使えないという認識で良いのでしょうか。何か方法はありますか?
ちなみにSteamのHousePartyというタイトルです。
他のバージョンのXUnity Auto Translatorを試すのも手かと。
ダウンロードページを下にスクロールすると、古いバージョンのものがあるので「Assets」をクリックして開くとダウンロードできます。
また、この記事で紹介している方法以外にも、「MelonLoader」を導入して翻訳する方法もあるので検索して調べてみてください。
これらでも駄目なら今のところ対応していないのだと思います。
この記事、とても役に立ちました。
ありがとうございました。